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Little Miss One-way

思いつくままに恋愛小説をつづります。 大学生同士のちょっと変わった恋愛を書いた 「いびつなハート」連載中です。

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2006/04/16

いびつなハート 2 勢い

加川くんの家は、学校の隣の駅のすぐ近くにあった。結構古くてボロいアパートの二階だ。
加川くんはかちゃかちゃと鍵を開けると
「ちょっとちらかってるけど、どうぞ」
と私を招き入れた。
8畳ぐらいの部屋に、小さなテーブルとベッド、それからテレビがあって脱ぎ捨てた洋服が落ちていたりするけど、部屋全体としては整頓されてきれいな印象だ。
加川くんは、テーブルをさっと片付けて、自分のノートを出した。私も自分のノートをわたすと、ちょこんとテーブルのわきに座った。
「俺写すから、萱野さんはテレビでも見てくつろいでて」
そういうと加川くんはてきぱきとノートを写し始めた。
私はといえば、加川くんがノートを写す横顔をぼーっと見ていた。おもったよりまつげ長いなとか思いながらみていると、ぜんぜん飽きない。やっぱり魅力的なひとだ。でもなにがこんなに私ををひきつけるのだろう。私は加川くんに恋をしているのか……それもなんか違う気がする。
そんなことを考えながら横顔を見ていると、加川くんがふと目を上げて私を見た。
「退屈?」
突然目が合って動揺する私。私の思ってたことを見透かされているようなきがして、顔が熱くなり、思わず目をそらす。
「う、う、ううん、大丈夫……」
なぜか沈黙。私の動揺が伝わったのだろうか。視線を戻すと、加川くんはいたずらっ子のような笑みを浮かべて、まだ私を見ていて、私の頭に手をぽん、とのせるといった。
「どうしたんだよ、なんか萱野さん、かわいい」
本当に私はどうしたんだろう。この言葉がなにかの魔法のように響いて、私の頭は完全にパニックになった。体がかあっと熱くなって、加川くんの視線から、逃れられなくなってしまった。私は、加川くんのこと好きなんだろうか。好きなのかもしれない。でも私は、そんなのどうでもいいくらいもっと強い欲求が体の奥から沸いてくるのに気付いていた。
彼に、触れたい……。
彼に触れられたい……。
気付くと、頭の上に乗っている加川くんの手に自分の手を重ねて、ぎゅっと握り締めていた。

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Comment

こんにちは!
読みやすくて引き込まれますね〜
続きに期待です♪

コメントありがとうございます。
初の小説挑戦なんですが
ここにきてつまっています。
KING MONKEYさんの小説は最新で32話目ですね。すごいです。時間があるときにゆっくり拝見させていただきます。

更新もレスも遅いですがまた来てくださいね。v-10

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